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2006年09月30日

sahoiconの歩み(4)

サイトを開設はしましたが、そのサイトをどうやって多くの人に知ってもらうか。当時の私にはその知識がありませんでした。開設から3ヶ月の間、私は何度か新作を公開しました。サイト自体の宣伝は、自分の地元関連のポータルサイトなど、少数のサイトにリンクをはってもらってはいましたが、「新作情報」を載せてもらえるサイトがあるということは知りませんでした。
7月になり、Macの新作情報サイト新しもの好きのダウンロードを知ります。現在でもお世話になっているこのサイトに、新作「南国」の情報を載せてもらったところ、驚くべきことが起こりました。それまで1日10人程度だったサイトのアクセス数が、1日100人以上にもなったのです。開設からやっと1000アクセスを迎えたばかりのサイトが、あっという間にその倍のアクセス数を記録したのでした。
宣伝の効果を思い知らされると共に、新作情報を掲載してくれるサイトのありがたさもしみじみと感じました。
さらに、アイコンをごらんになった方から、ご感想もいただけるようになりました。これは本当に、今でもそうですが、何よりもの励みになりました。無条件に「また作ろう!」と思わせてくれるのです。

2006年09月22日

sahoiconの歩み(3)

こうして、いくつかのアイコンセットを作ってしまったわけですが、自分が気に入って作ったものは、誰かほかに欲しい人がいるなら使ってほしいなと思うもので、「ホームページ」の作成を考えるようになりました。
といっても、高価なホームページ作成ソフトなど、使えるわけでもありません。ちなみに当時使っていたパソコンは、Macintoshの「LC575」というモニタ一体型のマシン、しかも「68k」という、PowerMac以前のCPUを使用していたもので、当時でも完全な「旧型」でした。
このマシンで動くソフトも少なくなっていましたし、対応していても、高機能のソフトであればあるほど、動作が重くなってしまい使いづらいという状況でした。
そこで、インターネットで情報を集めてHTMLタグの知識を仕入れ、テキストエディタに自分で記述することにしたのです。実は、今に至るまで、サイトの作成は全て「手打ち」です。ソフトがあれば使ったのかもしれませんが、単にソフトの使い方を覚えるのが面倒だったのです。この性格は、ドットアイコンを作るのに向いていたのかもしれません。わざわざ使い方を覚えてソフトの機能に絵を描いてもらうよりも、自分の手で一つ一つ打つ方がなんか安心なんです(笑)。
サイトを作るにあたって、こだわったのは「タイトルロゴ」と「壁紙」でした。前回書きましたが、「風と共に去りぬ」にはまっていた影響で、気に入った赤いバラの壁紙を使いました。その上に大きな白い斜体のタイトルロゴ。今とは全く違う雰囲気でした。
2000年3月25日、『Saho's IconRoom』はオープンしました。

2006年09月18日

くだもの 秋冬便

やっとできました〜、1ヶ月半ぶりの新作です。
最初は一つのセットにするつもりだったのですが、種類が多いので季節ごとに分けてみようと思い、今回は「秋冬」の果物を集めてみました。
何が難しかったかって、「ぶどう」3種でしたね。そういえば今まであまりぶどうの精巧なアイコンって見たことなかったんですが、そりゃないわなぁ、と思うほど難儀しました(笑)。ではりんごや梨などの、形が難しくないものは簡単だったかというとそうでもなく、面積が広い分色の変化を自然につけるのが難しかったですね。
来年には「春夏便」を作る予定ですので、気長にお待ちいただけるとうれしいです〜。ちなみに、お気づきかもしれませんが、アイコンが入っている「箱」。あれは段ボール箱のつもりなんですよ〜。いろんな果物の色をイメージしたデザイン段ボール箱、ってな感じです。そのように見えていればうれしいです(笑)。

2006年09月14日

ただいまの進行状況。

ブログの方はようやくちょこちょこ書き始めましたが、アイコンの方は更新がごぶさたになってしまいました。
ただいま、新作を作っている最中です。忙しかったり体調が今ひとつだったりで、アイコン作りに向ける気力がなかったのですが、少しずつ進んでいます。ちなみに、題材は以前にリクエストをいただいたものです。
ただ・・・難しいんですよこれが(-_-;)。誰でも知っているモノでありながら、微妙な色の違いを再現しないといけないモノでして・・・ちゃんと描かないといけない、ごまかしのきかない題材なんで、勉強にはなります。今週末にも完成すればいいなと思ってます。

2006年09月10日

sahoiconの歩み(2)

年が明けて2000年の2月ごろ、当時ポストペットでメールのやりとりをしていた方から、自作のアイコンをもらったのでした。
「アイコンをいただいたのだから、お返しに私も作ってみよう」と思い、当時読んではまっていた漫画「うる星やつら」のラムちゃんの顔を描いて送りました。(注:当時の私は無知でしたが、既存のキャラクターを自分で模写する分には自由ですが、それを他人に配布すると著作権の問題が発生します。)
すると先方が、私のアイコンをとてもほめてくれたのです。私は「もしかしたら、もっと上手くアイコンが描けるようになるかもしれない」と思いました。そして、ラムちゃんだけでなく、他のキャラクターも描いてみることにしたのです。
こうして、最初のセット「うる星やつら」が完成します。
当時、「うる星やつら」のアイコンは複数のサイトで配布されていました。ただ、たまたま私の好みのアイコンがなかったのです。キャラクターを自分で描いたのには、自分好みのものを描きたかったから、というのがありました。
その後も、同じようにはまっていた漫画のセットも作ったほか、漫画キャラだけでなく、やはり当時はまっていた映画「風と共に去りぬ」の登場人物までも作ってしまいました。この「はまる」くらいの情熱は、アイコンを作るときに必ずといっていいほど必要な原動力になります。今でもそうです(笑)。

2006年09月08日

sahoiconの歩み(1)

『sahoicon』のプロフィールをお読みになった方はご存じかと思いますが、私が最初に「アイコン」の世界に触れたのは、1999年の暮れに発売された月刊誌「MACLIFE」(現在は廃刊)のアイコン特集を見た時でした。
総勢76人もの作者さんによるアイコンが、ご本人のコメントつきで掲載されているという、今思うとアイコンファンには夢のような特集でした。その中でも、Macアイコンの大御所サイトPIXTURE STUDIOの伊東秀喜さんと、icon museoの新井達也さんのお二人が大きく取り上げられていました。
今でもそう思いますが、初めて見た伊東さんのアイコンのドーナツやコーヒーメーカーなどのリアルさには驚き!でした。新井さんの風景画の鮮やかさにも心をひかれました。もうお一人、特に心ひかれたのがNor's Icon SaiのNorさんの食べ物や壁紙風模様のアイコンでした。
この特集を読んで、すぐに「よし私も作ってみよう!」とは思いませんでした。みなさんのアイコンのあまりの素晴らしさに、ただただ見とれるばかりで、自分に作れるかもなどとは考える隙もありませんでした。